今週は、新ショウガを紹介します。和歌山は水はけのよい砂地を利用したハウス栽培が主流で、国内有数の産地です。和歌山産は繊維が少ないので食べやすく、やわらかいのが特徴です。10月ごろまで京阪神を中心に東京や名古屋方面に出荷されています。
店では、表面が白く、先が赤色のものを選んでください。辛みの成分は体を温め、血行促進や新陳代謝を高める作用もあります。
食べ方は、さっぱりとした味を楽しみたいなら甘酢漬けや天ぷらがおすすめです。千切りしたものを米と炊き込んだごはんは食欲が増します。ジャコやごまを入れたつくだ煮、かつお節を添える土佐がけ、かき揚げやツナサラダに混ぜてもおいしいです。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。