市場は全体的に安くなっています。年末の動きも収まり、作物の収穫状況も順調です。
今週は白菜を紹介します。結構、県内で栽培されているんですよ。産地を変えながら周年で出回りますが、やっぱり旬は冬。県内では11月ごろから収穫が本格化します。今年は台風の影響もなく、温暖な気候が続いているので、例年より大きく、豊作傾向にあります。ここ最近になって冷え込み、やや霜が降りるようになってきました。どんな野菜でも寒い時に甘みが増します。いまがおいしいタイミングですね。
葉がしおれていなくて光沢のよいものが新鮮です。持ったときにずっしりと重いものがいいですよ。中身がぎっしりと詰まっている証拠ですからね。保存する時は新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室に入れてください。適切に保存すれば1ヶ月くらいは持ちますよ。
おみそ汁やサラダなど調理方法はたくさんありますが、いまの時期だとお鍋がおいしいですよね。ザクザクと切って入れてトロッと軟らかくなった白菜をお鍋のつゆと一緒に楽しんで温まってくださいね。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)