【いまが旬】キュウリの食感 生かすなら生食
カテゴリ : いまが旬
市場の動きはほとんど変わりません。野菜はなお安値の傾向が続いています。
今週はキュウリを紹介します。年間を通して最も消費される野菜の一つ。県内では日高地方と紀の里地区を中心に栽培されています。カリウム、ビタミンCなどを含み、食物繊維が豊富。緑が濃く、シャキッとした歯ごたえで、水分たっぷり。みずみずしい口当たりがこの食材の持ち味です。
そんな食感を生かすなら、もろきゅうやサラダなど生食が最適。漬物や酢の物にするのも定番ですね。塩昆布やツナ、ひじきなどとあえても簡単においしく食べることができます。キュウリの豚肉炒めなど中華の食材としてもおすすめ。熱を加えるとひと味違うおいしさに。ベーコンや干しエビと炒めれば、手軽なおつまみになりますよ。
保存方法は、キッチンペーパーなどでまわりの水分をよく吸い取ってから、乾燥しないようラップなどに包んで冷蔵庫に入れてください。横にしておくと曲がりやすいので、立てておくのをおすすめします。2~3日で食べきるのがベストですよ。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。
2020-02-20 11:58:17
【いまが旬】暖冬で生育早くダイコン大ぶり
カテゴリ : いまが旬
市場の野菜は過剰生産ぎみで安いままです。当分、こういう状態が続きそうです。
今週はダイコンを紹介します。県内では有田地域など水はけの良い砂地で栽培されており、きめ細かくみずみずしく、甘みのあるダイコンが収穫されます。砂地でつくられるので生育にストレスがかからず、スラッと真っすぐとしたものになりやすいです。11月中旬から2月下旬が旬ですね。
今年は暖冬なので、すべての野菜に言えますが、生育が早い傾向があります。ダイコンも大ぶりのものが多くなっています。どの野菜も収穫の時期が早まっているので、今年はもしかしたら春野菜の登場も早いかもしれません。
ダイコンはツヤがあって硬いものが新鮮です。葉にも注目してください。青くみずみずしいと収穫からまだ日が浅いです。黄色くなってきたら日が経ってきた証拠です。
保存する時には葉は落としてくださいね。水分を飛ばさないように冷蔵庫に入れておけば1週間くらいは大丈夫ですよ。暖冬とは言っても寒いですから、味の染みたおでんで温まってください。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。
2020-02-01 12:00:29
【いまが旬】白菜豊作 鍋で楽しんで
カテゴリ : いまが旬
市場は全体的に安くなっています。年末の動きも収まり、作物の収穫状況も順調です。
今週は白菜を紹介します。結構、県内で栽培されているんですよ。産地を変えながら周年で出回りますが、やっぱり旬は冬。県内では11月ごろから収穫が本格化します。今年は台風の影響もなく、温暖な気候が続いているので、例年より大きく、豊作傾向にあります。ここ最近になって冷え込み、やや霜が降りるようになってきました。どんな野菜でも寒い時に甘みが増します。いまがおいしいタイミングですね。
葉がしおれていなくて光沢のよいものが新鮮です。持ったときにずっしりと重いものがいいですよ。中身がぎっしりと詰まっている証拠ですからね。保存する時は新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室に入れてください。適切に保存すれば1ヶ月くらいは持ちますよ。
おみそ汁やサラダなど調理方法はたくさんありますが、いまの時期だとお鍋がおいしいですよね。ザクザクと切って入れてトロッと軟らかくなった白菜をお鍋のつゆと一緒に楽しんで温まってくださいね。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
2020-01-17 11:06:57
【いまが旬】ユリネ選び 白さが大事
カテゴリ : いまが旬
市場は一部の野菜を除いて安値が続いていてほとんど動きはありません。大きな天候不順もないので、野菜の量も多い状態です。
今週はユリネを紹介します。10月から2月が旬です。イモのようにやわらかく、ホクホクとした食感が特徴です。甘みもあります。茶碗蒸しなどによく使われています。
色白でぽっちゃりと超えたものを選びましょう。白さが大事です。茶色くなっているものは古くなっているものです。傷や黒ずみがないものにしてください。
よくお店ではおがくずなどと一緒に入っていますよね。その方が保存状態がいいんです。乾燥するのを防いでくれます。家でもそのままおがくずと一緒に保存してください。ユリネは水気に弱いので注意してくださいね。土に埋まっているものなので、明るいところも向いていません。暗いところで保存するのがいいでしょう。冷蔵庫に入れておくと1ヶ月くらいは持ちますよ。
主に和食で使われ、お祝い事にも喜ばれますね。これからの時期なら、かざり包丁で花のような形にして甘辛く味付けおせちにどうですか。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました
2019-12-28 08:58:19
【いまが旬】ジャガイモ保存 新聞紙に包んで
カテゴリ : いまが旬
市場の様子は先週と変わりません。動きはあまりなく、価格もほとんど変動がありません。
今週はジャガイモを照会します。男爵イモなど品種は数十種類に及びます。北海道が全国一の産地ですね。ビタミンCやビタミンB1、カリウム、食物繊維などの栄養素が多く含まれています。ビタミンCはリンゴの約5倍含まれていて、加熱してもビタミンCが失われにくいのが特徴です。
湿気を嫌うので、風通しの良い冷暗所に新聞紙で包んで置くと良いですよ。その時によく土を払っておいておくと湿気がよりつきにくくなります。土は水分を含みますからね。冷蔵庫で保存するのも大丈夫です。でも、必ず新聞紙には包んでください。冷やすとデンプンが糖分に変わって甘みがが増すと言います。
調理方法はたくさんありますね。フライドポテトやポテトチップス、コロッケ、マッシュポテトにポテトサラダ・・・・・・。煮物や炒め物にも使えます。ふかしただけでもおいしいですよね。産地はふかしいもにイカの塩辛をのせて食べるそうですよ。ぜひ試してみてください。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。
2019-12-21 10:06:31