今週は、山菜のコゴミを紹介します。入荷したのは秋田産です。本来、春から初夏にかけて出回りますが、早いものは2月ごろから店先に並び始めます。山菜のなかでも、苦みが少ないのが特徴です。
食物繊維が豊富で、腸の働きを活発にしてくれます。店では、先端にある渦巻き状の芽が、しっかり巻かれているものを選んでください。長期保存する場合は、塩ゆでしたあと、氷水で冷やしてください。ただ、鮮度のあるうちに食べるのが一番です。
調理は簡単で、あく抜きはさっとゆでるだけで済みます。おひたしやパスタの具にしてもおいしいですが、やはり、おすすめは天ぷらです。また、素材の持ち味を生かすなら、煮物も味わっていただきたいです。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。