先週に引き続き市場の動きは落ち着いています。特にトマト、キュウリ、ピーマンなどは動きが鈍いです。天候がよく入荷量は安定していますが、大型連休の反動で消費が減っているためです。
今週はレタスを紹介します。今が夏場の旬で、一番おいしい時期。特に標高が高いところで育った長野県産のレタスがおすすめです。苦みがなく、葉の巻き具合もちょうどよくてみずみずしいですよ。連休明けから徐々に増えてきて、価格も下がってきています。
売り場で選ぶときは、あまりずっしりと重くないものを選びましょう。軽すぎてもだめです。上から押さえて弾力があり、やわらかく沈む程度。あとは芯が大きくないものがいいです。
これからの暑い時期、サラダをメインに活躍してくれます。生食が基本ですが、火を通すならレタスの食感を残すのがおすすめ。手で裂いて調理した方がレタスの食感が生きます。レタスチャーハンや春巻きの皮の代わりにしたり、しゃぶしゃぶでさっとくぐらせて肉や魚を包んで食べたりするのもいいですね。
長野県のレタスは秋まで出回ります。一番おいしいこの時期の高原レタスを楽しんでください。(和歌山青果野菜部・﨑山淳副部長)
上記記事は朝日新聞に掲載されました。