市場の動きや野菜の値段が上向きつつあります。新型コロナウイルスの影響から外出を控えて自宅で調理をしておるからでしょうか、スーパーなどでの野菜の購入が増えています。
春は、「新」のつく野菜がたくさん店頭に並びます。辛みが少なく甘みが濃い新タマネギもその一つ。通常、タマネギは収穫してから乾燥させますが、新タマネギは畑で収穫してすぐに出荷します。
写真のタマネギは長崎産です。柔らかくて生食に向いています。透き通るほど白く、水分が多くてみずみずしい。痛みやすいので早めに食べてください。持ったときに重みがあり、皮にツヤのあるものを選ぶとよいでしょう。
新タマネギはくせのあるにおいや味を消し、和食や洋食、中華とどんな料理にも合いますが、この時期はサラダがおすすめです。軽く水にさらして生でかつお節をかけて食べると、甘さや食感を楽しめます。丸ごと入れてスープにしてもおいしいですよ。煮物にした時のとろりとした食感も、また絶品。今しか味わえない季節感あふれる味覚を、存分に楽しんでください。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。