レタス、ダイコンなど野菜が市場に多く出回ってきて、値段が安くなってきています。スーパーでの販売価格もだんだんと下がっていくでしょう。新型コロナウイルスが収束し、外食や小売りが営業を再開できるようになれば市場もまた活気づきます。
今週はカイワレ大根です。写真のものは高知産。カイワレ大根は、ダイコンの種子を発芽させたもので、スプラウトと呼ばれる新芽野菜の一つ。葉の形が貝が割れているように見えることからこの名前がついたそうです。ビタミンやミネラルなどの栄養を多く含んでいます。日持ちがしないので、買ったら2,3日で早く食べてください。
アブラナ科の野菜特有のピリッとした辛みがカイワレ大根にもあります。シャキシャキと食感がいい。気温も上がってきましたので、サラダにしてそのまま食べるのがおすすめ。巻きずしの具にしてもおいしいですし、ちらしずしや丼物の彩りにしてもいい。薄切りにした新タマネギとカイワレ大根を混ぜてカツオの上に散らしてドレッシングをかけた「カツオのサラダのせ」は、酒のさかなにぴったりです。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。