市場の動きはほとんど変わりません。野菜はなお安値の傾向が続いています。
今週はキュウリを紹介します。年間を通して最も消費される野菜の一つ。県内では日高地方と紀の里地区を中心に栽培されています。カリウム、ビタミンCなどを含み、食物繊維が豊富。緑が濃く、シャキッとした歯ごたえで、水分たっぷり。みずみずしい口当たりがこの食材の持ち味です。
そんな食感を生かすなら、もろきゅうやサラダなど生食が最適。漬物や酢の物にするのも定番ですね。塩昆布やツナ、ひじきなどとあえても簡単においしく食べることができます。キュウリの豚肉炒めなど中華の食材としてもおすすめ。熱を加えるとひと味違うおいしさに。ベーコンや干しエビと炒めれば、手軽なおつまみになりますよ。
保存方法は、キッチンペーパーなどでまわりの水分をよく吸い取ってから、乾燥しないようラップなどに包んで冷蔵庫に入れてください。横にしておくと曲がりやすいので、立てておくのをおすすめします。2~3日で食べきるのがベストですよ。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。