桜も満開になって暖かくなり、野菜の入荷も春ものが中心となっています。それなのに、新型コロナウイルスの影響で外出を控えたり臨時休校で給食が中止になったりしているため、消費も低迷気味に。市場の野菜の値段は下がりつつあります。
今週は、出荷が県内でも最盛期を迎えているタケノコです。写真のタケノコは、特産地の一つ、和歌山市の山東地区のものです。今週、来週くらいが一番おいしい時期です。
旬のタケノコは、香りがよく歯ごたえがシャキシャキしてみずみずしいです。買う時は、全体がずんぐりとして、皮が薄茶色で、切り口が白く、穂先が黄色がかったものを選ぶとよいでしょう。
購入後は、早めにゆでてください。米ぬかを入れてゆでるとえぐみが抜けます。保存はゆで汁ごと容器に入れて冷蔵庫に。2日ぐらいを目安に食べきって。定番のタケノコご飯に煮物、天ぷらがおすすめ。ゆでずに皮ごとアルミホイルでくるみ、250度のオーブンで約15分焼いた焼きタケノコもホクホクとして、甘みがあってとってもおいしいですよ。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。