【いまが旬】免疫力を高める 春オクラいかが
夏のスタミナ野菜として人気のオクラですが、ハウスで育てられた「春オクラ」が入りました。鹿児島産です。未熟でやわらかいうちに収穫され、食感がとても良いです。
ネバネバ成分は腸の調子を整え、免疫力を高めます。糖の吸収を緩やかにし、血中コレステロールを下げる効果もあるとされます。買う時は、産毛がびっしりと生えて切り口がみずみずしいものを選んでください。あまり大きいものは種が硬いので、小ぶりのものがおすすめです。購入後は野菜室で冷やし、長期保存は冷凍も可。調理する前に塩でこすると産毛が取れてきれいになります。
春や夏に限らず、牛肉と炒めても、カレーライスに入れても、ミョウガとのかき揚げでも、生のままサラダにあえても、どう食べてもおいしいのがオクラです。切り口の五角形がレンコンに似ているので「オカレンコン」ともいわれます。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。
2021-04-26 11:25:37
【いまが旬】あく抜きのコツ 皮つけたままで(タケノコ)
カテゴリ : いまが旬
和歌山市内の桜は例年より早めに満開になりました。山東地区のタケノコも例年より7日ほど早い出荷となり、花も野菜も互いに意識しているかのようです。
今週紹介するのは、タケノコです。からっと揚げた天ぷら、ホクホクのご飯、煮物など、4月中旬まで楽しめます。
スーパーや市場などでは、皮が薄茶色で穂先が黄色がかり、背丈は短くて太い物を選んでください。さらに根元の切り口が白くてみずみずしいものがやわらかく、おすすめです。
購入後はまず、皮をつけたままあく抜きをするのが調理のコツです。たっぷりの水に米ぬかを入れて約1時間、ゆがくとえぐみが抜けます。うまみが逃げずに染みるので、ゆで汁ごと容器に入れて冷蔵庫に。2日ほどで食べきると味は落ちません。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。
2021-04-04 11:04:06
【いまが旬】風邪の予防や疲労回復期待(生成り八朔)
カテゴリ : いまが旬
市場は、相変わらず大きな動きがありません。
今週は生成りハッサクを紹介します。気に実らせたまま冬を越して完熟させます。一般的なハッサクに比べて出回る量が少ないですが、酸味が抜け、味がまろやかになります。4月ごろまで出回ってます。
皮のツヤが良く、しなっとなっていない物、ずっしりと重い物を選んでください。ハッサクには、ビタミンCやアスパラギン酸、クエン酸が含まれます。風邪の予防や疲労回復、ストレス解消が期待できます。
皮をむいてそのまま食べるほか、マーマレードにしたり、ハチミツ漬けにしたり。ケーキの上にのせてもいいですし、ヨーグルトと一緒に食べたり、フルーツサラダに入れたりしてもいいですね。皮をむいて冷凍しておき、夏にシャーベットのようにして食べてもおいしいです。
直射日光を避けて風通しの良い、涼しい場所で保管してください。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。
2021-03-27 14:56:45
【いまが旬】辛みが少なく サラダで美味(新タマネギ)
市場は安値が続いています。コロナ禍で加工、業務用に動きがなく、生産者にとっても厳しい状況だと思います。早く平常に戻らないと、市場も厳しいです。
今週は、新タマネギを紹介します。夏前くらいまで入ってきます。新タマネギは、収穫後、貯蔵せずに出荷されます。
辛みが少なく、みずみずしいのが特徴。苦みも少ないです。スライスして水にさらし、サラダなどにするとおいしいです。スープに入れたり、ホイルで包んで焼いたりしてもおもしろいかもしれません。
重みがあって皮にツヤがあるものを選んでください。あまり日持ちはしないので、すぐに食べた方がいいです。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。
2021-03-06 10:11:16
【いまが旬】皮がむきやすい 甘くジューシー(デコポン)
市場は、相変わらず動きがありません。コロナ禍で先行きが見えず、加工や業務用がダメです。
今週は、かんきつのデコポンを紹介します。清見とポンカンをかけあわせてできました。皮がむきやすく、汁が多くてジューシー。甘くて、酸味は少ないです。
ハウス栽培は12月ごろから、露地栽培だと2月から4月ごろまで出回ります。お店では、濃いダイダイ色で、重みを感じるものを選んでください。軽いものはよくありません。
そのまま食べるほか、ジュースやケーキのトッピングにしても楽しめます。ビタミンC、カロテン、クエン酸などが豊富。冷暗所で保存してください。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。
2021-02-27 12:01:33