市場の動きはやや鈍くなっています。価格もあまり下がらないですね。少し高めのままです。入荷量はいつも通りです。
今週はタマネギです。食卓になじみ深い食材ですが、原産地は中央アジアとされています。日本には江戸時代に伝わったといい、本格的な栽培が始まったのは明治ごろだそうです。
2~3月に種をまき、9~10月に収穫した後、水分を飛ばして乾燥させ長期保存が出来るようにいったん貯蔵されます。貯蔵されたタマネギは冬ごろから翌年4月ごろまで出荷されます。ちょうどいまの時期に出てくるんです。
水分が多く甘みのある新タマネギと比べると乾燥したタマネギはねっとりとしていて辛みがあるのが特徴です。鍋物や炒め物向きですね。サラダなどの生食は不向きです。
首と根の部分が小さく締まっているもの、皮が乾燥していてツヤがあり、傷のないもの、重みのあるものを選んでください。こういう状態のものがちゃんと乾燥していて日持ちがいいです。保存は湿気がなく風通しの良い日陰で。正しく保存すれば1カ月近くは持ちますよ。
(和歌山青果・田端秀行取締役部長)
上記の記事は朝日新聞に掲載されました。